Groupmax Collaborationへの移行はスムーズに進み、2007年1月、本番稼働を開始した。
利用者は全職員である約500ユーザーで、利用している機能は、メール、スケジュール、電子掲示板、ファイル共有である。
システム面では二つの大きな特長がある。
ひとつは、LDAP連携をベースに、高度なシングルサインオンを実現したことだ。
「利用者は、職員ポータルへログオンするだけで、グループウェアの利用から行政サービス業務まで、すべてスムーズに行えます。ディレクトリサーバとGroupmax Collaborationのパスワードを使って同期させたのは、利用者の使い勝手向上に大変役立っています」と遠藤氏は説明する。
蓮田市は、この職員ポータルを含め、財務会計、人事給与などシステムに日立の統合内部事務ソリューション「GovernmentPartner(ガバメントパートナー)」を用いているが、シングルサインオンが実現したことで、総合行政システムとグループウェアをシームレスに統合できたのだ。
「シングルサインオンは、パスワードの入力回数が少ないだけでなく、画面遷移をシンプルにする効果がありました。利用者が次の操作に迷うことがないため、新しい操作教育は一切必要なかったほどです」と遠藤氏は評価する。
もうひとつの特長は、デスクトップのプラットフォームとしてCitrix Presentation Server(以下、CPS)を用いていることだ。
蓮田市では2002年、クライアントパソコンの管理負荷を軽減するためにCPSを導入し、当時のグループウェアも基幹業務システムも、この環境で運用してきた。CPSは、シンクライアントを運用できるため、セキュリティ強化にも貢献する。情報セキュリティのポリシーを制定するなど、蓮田市が情報漏えい対策を強化していくなかで、CPSはますます「なくてはならない存在」となった。そこで、新しいGroupmax Collaborationも、CPS上で運用しているのである。