教職員用ポータルからのシングルサインオンが確立されている業務ワークフローについて特筆しておきたい。同大学では、業務改善の一環として、旅費精算や物品購入など10種類近い業務を、日立の電子フォームワークフローを使って学内で開発した。
「単なる承認回覧ではなく、財務会計システムと連携しなければならないため、基幹システムとの連携機能が充実している日立の電子フォームワークフローを採用しました。また、電子フォームでこれまでの帳票をそのまま画面に表示させることができたため、初めてのワークフローも比較的スムーズに利用者に受け入れてもらえました」とワークフロー開発を担当した貝谷氏は説明する。
業務ワークフローの利用がスタートしてまだ3ヵ月だが、すでに合計1万もの案件で利用されていることからも、導入が成功している状況がううかがえ、今後、他の業務への適用拡大も予定している。なお、ワークフローシステムをはじめ、シングルサインオン後のシステムを正しいアクセス権限のもとで的確に動かすために、情報資産管理基盤「DataStage」を用いた。
「DataStageは、複数のデータベースからデータを統合するETLツールです。これを使って、学生と教職員を合わせた7,000名以上にのぼる全員の属性情報を、信頼できるデータとして一元管理する全学統一データベースを構築しました。この全学統一データベースとワークフローシステムを連携させることで、正しい権限に基づく的確なワークフロー運用を行うことができるのです」と内匠氏は言う。