同行では、日立のミドルウェア製品を統合的に利用することで、グループウェア製品をベースに積み上げてきた行内情報システムを、特定ベンダーの技術にとらわれないWebベースのポータルシステムへと刷新することに成功した。
単に移行するだけでなく、利便性が高まったところもある。たとえば、人事異動があるたびに手作業で更新していた行内情報システムのユーザー情報は、人事異動の情報を元に自動的に更新できるようになり、組織変更に素早く対応できるようになった。
「以前は、異動発令の前日に休日でも出勤して、手作業でユーザー情報を更新していたので、管理者は大変楽になりました」とヘルプデスクを中心に運用サポートを担当している大塚氏は語る。
相談する窓口がひとつになった効果も大きい。日立に相談すれば、システムのメンテナンスといった運用面だけでなく、ワークフローの追加や他のWebアプリケーションとの連携などの新たな試みについても積極的に検討できる。
「今後も、業務のワークフローシステム化を積極的に推進していきたい。ペーパーレス化を推進して事務効率を上げられるうえ、権限を明確にして内部統制ができ、セキュリティも高められるからです。行内情報システムを刷新できたことで、内部統制をしつつ、情報共有をさらに強化するといった戦略を考えることも可能になりました」と池田氏は評価する。
清水銀行は、新しい行内情報システムをポータルシステムとして構築したことで、地域密着の経営戦略を推し進め、意思決定をスピードアップさせることのできる情報活用基盤を手に入れることができたのである。